シュウさん元気で留守がいい!Returns

長かった厄も漸く明けましたよー!

へろへろ

2009-10-19 Mon 21:23:15

昨日はポコポコの演奏会でした。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

今回は私がステージ企画を中心として定演全ての指揮をとっていたので成功すれば私の手柄。失敗すれば私の責任という胃の痛くなる演奏会でした。




当日の午前中は照明、音響を含めて通してリハーサルを行ないました。私も出演者の1人ですから本来は演奏をしなければならないのですが、企画の出来のチェックをしなければならないし、リハーサルの模様を写真に収めなければならないしで大忙しで会場を走り回っておりました。現在失業中の私、普段家で引きこもり状態が長く続いている私にはもうこれだけで太ももが上がらなくなるほど足がパンパンに張ってしまいました。なんたる運動不足!(T_T)


この後、受付に説明(今年の受付の衣装は凄かったでしょ!?)をしたりなんじゃかんじゃで自分の事はなーんもしてない状態で本番。演奏会の後も走り回ってもう最後に団長が締めてる場面では座り込んでしまって動けなくなっちゃいました。こんなに体力なかったか俺?まったくもって情けない話です。


この日は朝の4時過ぎまで熱く語って帰宅。月曜日は一日中寝てました。というか足が痛くてちょっと歩けない感じ。ホント自分でもビックリする位衰えてます・・・




さて、肝心の本番はどうだったか?と言うと・・・


演奏事故発生!



という最悪のステージとなってしまいました。


実はポコポコは今年から「団員でないとステージに出られない」という鉄の掟を作っての最初の演奏会となりました。掟を作った当初は「そんな事して人が集まるのか?」という心配もありましたが蓋を開けてみると出演者69人と言う大所帯になりました。前年比で約20人強なんですよ


なぜ人が増えたのか?原因は定かではありません。しかし「やりたい曲があったから」という事を数人の人から聞いたのでこれが原因の一つである事に間違いはありません。その曲とは「海の男達の歌」と「ディープパープルメドレー」でした。


しかし、出演者が増えたから練習に参加する人も増えるのか?と言うとそうでもありません。この事に関してだけは例年通りに演奏会が近づいてくる程に参加者が増えてくるという悪しき習慣が続いたのです。分母が増えた分参加者の実数はもちろん増えてはいるのですが、出席率と言う点ではそう褒められるものではありませんでした。


つまりほとんどの人が練習不足だったのです。



事故要因はまだありました。
今回のステージは企画と連動した選曲となったために曲が決定したのは2月と比較的早い時期だったのですが、譜面が全部揃ったのが9月とかなり遅く、「練習した曲」と「練習してない曲」の差が大きくなってしまいました。


私は企画の責任者ではありましたが、練習の内容については役員さんと指揮者が様々な状況から決めますので口は出せません。そして上に書いた「練習していない曲」がなんと皆がやりたいと言っていた「海の男達の歌」と「ディープパープルメドレー」だったのです


「ディープパープルメドレー」はギタリストがなかなか決まらなかった事、ドラマーとベースがなかなか練習に参加しなかった事、私のイメージもコロコロ変わってなかなか皆に伝わりませんでした。また「海の男達の歌」は早々に譜面が配られたのにも係わらず客演指揮者のスケジュールの都合などで同じ1部の「大空を越えて」の練習が多かった事などお家事情でなかなか思い通りには行かなかったのです。


「海の男達の歌」はパーカッションの変わった楽器や奏法が多数出てきますので楽器がなかなか揃わなかったり、全員参加しないと歯抜けの部分が多くなってしまうので曲を覚えるのが結構大変です。また管奏者は早いパッセージが多いのでそこばかり練習して曲全体のイメージを捉えるのが疎かになってしまっていたのかもしれません。とにかく練習不足だったのです。


本番、指揮者の指揮はこれまでの指揮のどれとも違う振りで始まりました。冒頭波の音を出すパーカッション奏者が出るきっかけを失い遅れてスタート。次に同時に入ってくるはずのペットとホルン。ペットは指揮者の振りを信じて発進。ホルンはパーカスの入りを基準に発進。つまりづれて入ったのです。ここでどちらかが折れれば良かったのですが、両者折れる事なく頑固に吹き続けてしまったために輪唱状態で演奏は続きました。ありえません。指揮者もどうすることも出来ず振り続けるのみ・・・


曲はだんだん楽器が増えていくのですが、さぁどちらを基準にして入ればよいのか?これまた自信なさ下にグダグダ入ってきてもう最悪の最悪。テンポが変わる所で漸く建て直しが成功したのですが、もう緊張の糸が切れてしまった奏者は普段の練習で出来てた部分もミス!ミス!ミス!


鳴るハズのものが入らなかったり、途中で1泊ずれたり、鯨の鳴き声は全て不発だったりともうグダグダな演奏の博覧会となってしまいました。午前中に行なわれた練習ではそんなことはなかったんですけどね。やはり練習不足が裏目に出てしまいました・・・


演奏会の後の打ち上げでは当然この話が出て醜い責任の擦り付け合い。結局は笑い話になっちゃったんですが、それはちゃうやろ!と私は思ったりします。出演者はそれで良いのですが、この曲はチラシやポスターに当日の演奏曲としてクレジットされていたものです。もしこれを楽しみに来ていただいたお客さんに対しては期待を裏切った結果になってしまったのです。これはちゃんと受け止めなければなりませんよね。笑い事で済ませられる失敗では今回はなかったのです。



2部の企画も失敗でした。1部の事故ほどのことはなかったのですが、グダグダな所が多くてもう目もあてられない出来だったのです。


と、言うのも驚くべき事に全ての企画が通して行なわれたのは本番が始めてだったんですよ。あれだけ早い時期に企画が出来ていたのになんで本番当日にならないと全部通せないの?いや、これは全部私の責任なんですが・・・ちょっと言い訳させてください


メインの企画は演奏会全体を「色」をテーマに製作。またステージ企画はラジオ講座で「色」に関する雑学を得てもらうと言うものでした。


今回の定演の演奏曲がいつもより1曲少なかった事、また1曲1曲の長さが短いものが多かったので、そのまま演奏すると演奏会終了時間がすごく早くなってしまうという事態になってしまったのです。ですから2部の曲間はちょっと長めにして時間をいつも通りに終わらせるようにしました。


結果これがお客さんには「長い」「しつこい」「ウザイ」と言う印象を与えてしまう事になってしまったのです。もちろん一方には「為になった」とか言う好意的な意見もあったのですが、好意的な意見に甘えてはいけません。聞こえて来ない声こそが真実だというのは私は理解しています。


このラジオ講座は長さは別にして成功だったと思います。アシスタントの若手OBもそれぞれの個性を出してもらって途中で入るジングルもタイミングよく入ってきて私的には満足です。


問題は曲中におこなわれた様々な演出です。私はこういう企画を立てる時に頭の中でシュミレーションをするのですが、このシュミレーションではもちろんバッチリの間(ま)で展開されます。ですから実際に演出するときもこれに極力近づけます。


が、どうしても企画の演出は優先順位が後になって曲の練習が主になります。あたりまえの事です。吹奏楽団なんですからね。それは分かってます。しかし、ここを疎かにしてはダメなんです。間が悪い企画なんてやめてしまわなくてはいけません。やるからには完璧でなければなりません。


しかし私だけの思いで演奏会は出来ません。皆それぞれの立場で演奏会を成功させようと頑張ってます。そういう思いがせめぎあって演奏会は開かれるのです。


ですから練習中は「こうこうこういうものがあります」「こういうのがあって」という注釈だけで企画は省略されて曲の練習が行なわれます。つまり1部の「海の男達の歌」と同様にステージ企画も練習不足だったのです。


ですが演者が練習に来なければ企画の練習は行なわれないし、せっかく来ても道具が揃ってないために本番通りのものは出来なうという状況がギリギリまで続きました。10月の頭に行なわれたリハーサルでさえ省略されたり、本番とは違う人員で代行したりしたのですから・・・本当にステージ企画をすると言う事は大変です。


本番前に行なわれた通し練習でさえ演者が遅刻してカットという事態が発生。
こういう時私が怒ったところで何も解決できませんから「いいですよそれで」としか言う事ができません(どうしても引けない所は頑固にしますけどね)。舞台の演出って本当に大変です。


もちろん皆さんは私のワガママを出来るだけ実行できるようにそれこそ寝ないで準備をしていただいたり、予算をオーバーしてまで成功させよう!と役員さんも協力してくださいました。私も相等天狗、独裁者になってましたからホント皆さん良い人たちです。(こういうのって終わってから気付くんですよね)


そんな皆が頑張って作り上げた舞台なんですが、こういうのは結果が全てです。お客さんはそこで行なわれた事でしか評価していただけないのですから。そういう面から考えるとやはり今回の企画は失敗でした。


私の企画を演者が理解していなかったので何が何だか分からず演じてたり、ホールのマイクが思った以上に声を拾わないことなど企画を描いた段階で分かるはずもなかったのですから・・・。


演奏会後に同期で見にきてくれた人たちから厳しいご意見を頂ました。中でも印象的だったのが「自己満足」という言葉でした。これ結構グサっときましたねぇ・・・


私はエンターテイメントな舞台を心がけているつもりでした。演奏者よりもお客さん重視の選曲、演出を心がけました。それを実行できているとも思っていました。しかしいつのまにかそれはただの自己満足になってたんですね。驕ってました・・・これでは楽しいステージなど提供できるはずもありません。


ここでウケるだろう!と言うところではまったくウケず、まったくノーマークの場所でウケたり・・・とにかく私の意図とはズレたところでのお客さんの反応でした。




とにかく!企画は失敗でした。もう私のセンスはお客様には通じないと実感しました。いつかは世代交代をしなければならないと思ってましたのでこれは良いきっかけになりました。一応今年で企画のメインを張るのはやめて、来年からは若手に企画を委ねてフォローする立場にします。


ですから来年はまたちょっと色合いの違ったステージになると思います。良い意味で期待を裏切るステージをするのがポコポコですからこれもまたヨシですね。30回の定演の頃にはきっと来年から手がける若手がちょうど油の乗り切ってるでしょう。きっと良い演奏会になると思いますよ(^-^)